知る・調べる・学ぶ! 可観測性プラットフォーム New Relic の豊富な公式情報源【ウェビナーもあるよ!】
みなさん、New Relic使ってますか!(挨拶
New Relicは機能も適用範囲も非常に広い、強力な老舗の超弩級SaaSです。監視SaaSの枠に収まらない可観測性(Observability)プラットフォームとして、アプリケーションの動作やパフォーマンス、ビジネスKPIの計測・可視化のための、SREにとって強力な武器になります。もちろんインフラ監視のための機能も充実していて、AWSなどのクラウドインフラやオンプレミス、k8sやサーバーレス環境にも対応しています。
一方でその「機能の豊富さ・適用範囲の広さ」から、現在使っているひと・まだのひとの両方から「どんな機能があるのか全体像が見えない」「APMって難しそう」「要は監視SaaSでしょ?」「昔からあるヤツだし、もう古いのでは」などの声も聞こえてきそうです(個人の感想です)。
New Relicは公式のドキュメントが非常に充実しています。日本法人が昨年(2019年に)誕生したことから、米語のみならず日本語の情報発信も盛んに行われています。初学者向けの情報やウェビナー、一般論としての可観測性(Observability)やSRE、カオスエンジニアリング、AIOpsなど、この分野に関する情報も発信されています。
New Relicについて知る・学ぶ上で重要な情報源となるこれらのサイト、いくつか独断と偏見でピックアップしてみました。
公式ブログ(JPN・ENG)
2008年から続いているNew Relicの公式ブログ(2009年 4/1以前の記事は参照不可)。New Relicの新機能・最新動向の紹介だけにとどまらない、技術リーダーとしての知見にもあふれています。
日本語版は昨年からですが、ただの翻訳記事だけでなく、独自の情報も発信されていますので要注目です。
なお、先ほど「とどまらない」と書いてしまいましたが、むしろ製品の動向・最新情報についてはここを見ておくのが手っとり早い感があるので、そういう意味でも要チェックです!
セミナー・ウェビナー・イベント(JPN)
New Relic日本法人はイベントの開催も積極的に行っています。特に昨今は公共衛生上の社会事情もあり、オンラインイベント(ウェビナー)が中心に開催されているので、逆に参加しやすくなっているのではないでしょうか。
対象や分野も様々なウェビナーは頻繁に開催されていますので、興味のある分野のウェビナーには是非参加してみてください。
ちなみに本記事掲載時点('20/05)直近でいえば、以下のようなイベントが予定されています。どれも 1時間程度となっているので参加しやすいですね。
- 5/19 12:00 - APM はじめの一歩 - パフォーマンス管理をここからはじめよう
- 5/20 13:00 - 売上に貢献するECシステム運用のポイント
- 5/21 13:00 - 動画配信サービスにいま必要なユーザー体験の向上
ちなみに国内での公式コミュニティ活動(ミートアップ)は、2月以降動きがない状況ですが、こちらもそのうち再開されることでしょう。
過去3回のイベントがどのような雰囲気だったかは、手前みそですがレポートブログを書いてますので、宜しければご参照ください。
- Observability Meetup #1 に参加して性能監視・可観測性の重要性と New Relic の新機能を聴いてきた
- Observability Meetup #2 に参加して New Relic の活用事例をがっつり聴いてきた
- 「オンライン決済の裏側を支えるオブザーバビリティの取り組み」 – New Relic Meetup #3 で GMO ペイメントゲートウェイさんの事例を聞いてきた
コミュニティ活動という意味では、昨年末のアドベントカレンダーにも多彩な情報が集まってますね。こちらもまだの方はどうぞご覧下さい。
マニュアル・ドキュメント(JPN・ENG)
New Relic各製品の詳細な説明やUIの操作法、APIやSDK、NRQLの記法、AWSのようなサードパーティ製プラットフォームとの連携(Integration)方法、アップデート情報が記録されているリリースノートなどなど、使いこなす上で必要な情報の全てが詰まっています。
ものによっては文章だけでなく短い動画も用意されていて、イメージがつかみやすくなっていて最高です。
オンライントレーニング(ENG)
もっとがっつり学習したい方向けには、英語になってしまいますがオンライントレーニングコースが無料で公開されています。
特にNew Relic Fundamentals Certification Programは、動画やプレゼンテーションによる網羅的な機能・手法の把握と確認試験の繰り返しで、効率的に学習できるよう組まれていますので、これから使い始める方にも、これまでなんとなく使っていたという方にとっても最適ではないでしょうか。
英語でしょ? ということで敷居の高い方もいると思うのですが(ぼくのことです)、再生スピードのコントロールや字幕のON/OFFも可能なので、むしろ興味のある分野で英語の勉強ができると割り切ると良いかもしれません!
こちらについては弊社の森がブログを書いていますので、是非参考にしてください。
スライド・動画(JPN・ENG)
過去に行われたイベントの動画やプレゼン資料などは、ここに集まっています。
普段はあまり意識しないかもしれませんが、ピンポイントに一次情報にあたりたい時は活用したいですね。
公式サイト(JPN・ENG)・ステータス(ENG)
なんのかんのといって、製品の網羅的な情報・各情報源についてのリンクについてはここに集約されています。
調べ物の時にはまずここをチェックしましょう。
一方で、予期せぬサービスの中断や障害発生などは、下記のステータスページに逐次情報が更新されていきます。何か動作異常が疑われたときにはここを見るようにして下さい。
その他
New RelicはFutureStackという、AWSでいうところのAWS Summitやre:Inventのようなお祭りイベントを例年開催しています。今年はどうなるかまだ不明なんですが、昨年(2019年)は9月〜10月に大々的に行われていました。
大きな発表はこの場のキーノートで行われることも多いので、時期が近づいてきたら改めて確認したいところです。
それから情報源という意味では、弊社のDevelopers.IO ブログも、New Relicの方をゲストブロガーに迎えて記事を掲載しています。もはや公式と呼んでも過言ではないので、是非こちらもチェックしてみてください。勿論弊社社員の記事も継続してあげていきます!
- New Relic Go AgentでGoアプリの計測をやってみた | Developers.IO
- 静的WebサイトからLambdaを実行する様子をNew Relicの分散トレーシングで計測してみた | Developers.IO
まとめ
New Relicについて調べる・学ぶ上で有用なリンクについてご紹介しました。New Relicの公式トレーニング動画は凝っていて、見るだけで勉強した気になれるので本当にお勧めです。
また、最近はイベントもオンライン開催が主流になってきていて、地理的な移動を伴わない分参加もしやすくなりました。公式ウェビナーは結構な頻度で開催されているうえ、実は弊社でもいろいろ企画を進めていますので、是非参加してみてください!